Dinerで満腹になったネタバレ感想
やっとDiner見れたよ〜〜〜!!
どうも、ひつじです。
予告からめちゃ気になってたダイナーやっと見れましたイエイ。
今朝の夢に窪田正孝が出てきました。
藤原竜也〜〜〜!!(敬称略)と思いながら見に行ったのですが、窪田正孝〜〜!(敬称略)ってなって帰ってきました。
ネタバレばちばちにあるので、早く観に行ってくれよな!!
ネタバレ気にしないタイプの人は読んでから観に行ってくれよな!!
まず一言でいうと、「もういいもういい!わかったわかった!」
もう笑っちゃうんだけど、本当に、後半になるにつれてわかったわかった!!ってなっちゃうんだよね。
なにがそんなにもういいなのかというと、最初から最後までフルスロットルに性癖大爆発。
俺はこれがやりてえんだ!!こうすれば美しい!これは萌える!ああ!いいねえーー!!ってテンションMAXで撮ったでしょ監督!?
って言うのがビンビンに伝わってくる。約2時間ビンビンなの。
好きなもの山盛りに乗せておいしいソースかけまくった、みたいな一品が出来上がってる。
作中に出てきた6種のパティを使ったでかいハンバーガーみたいに、豪華なキャストを最高に派手でクールに味付けして、一皿に入れましたって感じ。
何が言いたいって、そりゃ最高よ。
うまいもん×うまいもん=うまい
これぞ世界の真理。
まず最初から、色彩の暴力。
まるで高校演劇の全国大会のような、舞台演出された過去回想と、街中でのストップモーションに青色のフィルムがかかった静止画のような現在の姿。
そこに現れるカーニバルの鮮やかすぎる色彩。
クレーンゲームと重なって吊り下げられる主人公。
そしてダイナーでの色彩豊かなフードポルノ。
映像が綺麗すぎる………!!!!
色ごとに分けられた食材の配置に、脳からじゅわっと幸福感が染み出してくるのが感じられた。
目から伝わってきた情報が全身を喜ばせて、いや、悦ばせている。
開始15分も経っていなかったかもしれないけど、あーこれ変態が作った映画だー!ってにっこにこになりました。
性癖大暴露大会ね!?オッケー!すき。
ダイナー入ってから、どこ撮っても絵になるのすごいよな〜こだわり抜かれてる。
衣装から、雰囲気、小物、照明、全部セットみたい。
いやセットなんだけどね!?
撮影スタジオにできそうというか、コスプレイヤーさんが使っていいよって言われたらめちゃ嬉しいでしょこれっていうような。
あと、歴代ウエイトレスの写真が飾られていたところ、中の人がそれぞれ動いて喋って囃し立てて、みたいなのは映画ならではの演出だなって思った。
死んでいったウエイトレスたちに手招かれているようだと感じるのが、本当にきゃっきゃしながら声かけてくるホーンテッドマンションみたいな作られ方してるのよかったなあ。
撃ち殺されるところまで、よかったなあ。
オオバカナコのビジュアルもすごくよかったね…玉城ティナさん、どのタイミングで見てもお人形さんのようで、なんて美しいんだ…………
鬱くしさも感じて、キッドの気持ちも分からなくはない。
確かにあれは芸術品として完成させるために切り刻みたくなる気持ちは分かる。
私は何を言っているんだ?(混乱)
そして窪田正孝なんですが、スキンかっこよすぎないですか?
すき………………………ってなった。
私も「彼女から離れろ」って守られたい。スキン紳士だし…優しいし…強いし…すき……顔がいい……
さすが監督の「世界一かっこいい傷をつけてください」と言う注文……
飴ちゃんくれたの、正直食べたら死ぬやつかなって思ってました。
全然死ななかった。普通の飴だった。
あと犬に飴あげたらあかん。多分。
スキンのこと信用してないのは私の方でしたわ……いい子だったわ…………
スキンの最後も好きすぎて、あんなんみんな好きでしょ?好きじゃないですか?
過去のフラッシュバックで幼児退行してパニックとか、可哀想可愛すぎて、初めて映画館で足バタつかせてしまった。
「生きててよかった〜〜〜!!!」の銃乱射はあまりにもあまりにもすぎて大爆笑してしまったけど。
超アガった………………………
いいね〜〜〜〜〜〜!!!!
ずっとクールで優しかっただけに、あの混乱っぷりのギャップがぐさりと刺さりました。
というか、なんとなくスキンのスフレの完成形を食べてしまったらこの世に未練なくなるだろうなというのは想像ついたので、カナコマジか?最後の晩餐にするんか?ひどい女やな〜と思いながら見ててまあそうなるわな〜〜って気持ちになりました。
無知は罪だって言うのは正しいなと思います。悪意なき殺人って恐ろしいからな…
ボンベロにとどめを刺させてしまったのも悲しい。
ボンベロとスキンの関係、きっと長い時間をかけて築いてきたものだなと思うので。
カナコに向けてボンベロは「客と親しくなるな」って言ってたけど、スキンに対して親しいじゃんボンベロ!と思いながら見てた。
親友というかただの常連客以上の思い入れがあるんだろうなというのは、言動の隅や料理から伝わってきたので……
そこでカナコが自分からダイナーにいる!って選ぶのも熱かったけど。
「いらなくはない」ってボンベロも言うんだよ。
この距離感、いい関係。
いい関係だったのに、な〜〜〜
(これは後ほど私の個人的趣味で酷評します)
さて、四天王?ですが、窪田正孝が小栗旬に仕えてるってめちゃよくないですか?って思いながら見てました。
私の好みですかね。
小栗旬をオフィーリアにするセンスの良さ、そしてみんなこういうの好きなんでしょ?感。
なのに水死体あげちゃう〜?えぐって思った。そして目撃者の読んでる本が白鯨なのがまた、皮肉が効いているというかブラックジョークというか。
土屋アンナさんの、姉さん…いや、姉御……感よかったですね。
殺意の高い女好きなんですよ。かっこいい。赤があんなにも似合う。
それに対して真矢ミキ様……黒で身を固めマントに帽子、そしてオッドアイ!?はーもう、いいビジュアルで撮ってやろうというのが見え見えですわ!まるっとお見通しだわ!!!
そんなわかりやすい魂胆に乗る私じゃなくってよ!?
え〜〜〜〜〜〜んがっごいいよぉぉぉお!!!どぉしてだよぉぉぉおお!!
がっごぃぃいいいいいいい!!!
「美しいものは正しい。君もそう思うだろ?」
思う〜〜〜〜〜〜!!!!!!
正しいーーーーーーーー!!!!
いやもうこの辺から真矢ミキ様美しいでしょうタイムじゃなかったですか?
仕草のひとつひとつが大ゴマぶち抜きって感じの美しさ。
どの瞬間切り取ってもグッズにできちゃう。ブロマイド作れちゃう。
銃構えて帽子のツバ跳ね上げる仕草がこ〜〜んなにもキマってる……
かっこいい……生まれ変わるならこうなりたい…………
口に銃突っ込んで酒流し込むシーンは、もう………目玉が上向いちゃうかと思いました。クリーンヒットでした。
監督〜〜〜!!(固い握手)
笑っちゃうのが、土屋アンナさん演じるマリア様の死に方がとてもとても美しいのですよ。赤い花びら舞う中で首筋に一筋の傷を負って薔薇を流すように死んでいく…
そして真矢ミキ様演じる無礼図は、死ぬ姿なんてない上にあれだけの乱戦を繰り広げて砂埃はつかないわ血飛沫もあげないの。
オオバカナコの血の流し方も、まるで化粧のように、衣装のように、美しい。
それに比べて男達の残忍な死に様よ!生き様よ!監督〜!監督の趣味ですか!?
藤原竜也がぜえはあぜえはあ言いながら血まみれ傷だらけずぶ濡れぐしゃぐしゃよろよろで頑張ってるんすよ!
でも死にかけの男に色気って宿るんですねえ……そう思わされました。
この辺ですよ、もういいもういいわかった!ってなるのは。
花びら舞いまくる中、スプリンクラーの雨が降り注ぐ中での大立ち回りに、やけに壮大なBGM。
互いに跳躍しながら撃ち合うスローモーション、二丁拳銃を構えて向かい合う二人、そして剣劇まで始まってしまう。花びらいつまで散り続けるんじゃ〜〜!!
もうわかったーー!!美しいー!!
好きなのわかったーー!もうー!わかったよ〜〜!!ま、まだやるのか〜〜!?
ってなり、映画のお供に頼んだ塩ポップコーン食べ過ぎて口の中しわしわになるのと同じように、どんどん花びらが胃に詰まっていく。
もうねー、笑っちゃったよ〜
こんなにやらんでも!と思って笑っちゃったよ〜
でもやり過ぎなくらいでちょうどいいとも言うし、いいと思いました。
とても楽しかったです。
いや〜ぶち上がった。
こっから酷評してもいいですか?
カナコとボンベロの関係についてなんですけど、私の趣味でええ〜?ってなったので………
なんでキスしたーーーーー!!?!?
「いらなくはない」の言葉と、「席は空けておくから」だけで十分だったよ!?
なんでそんな、命の危機に瀕して死亡フラグ立ちまくったら感情のままちゅーみたいな、え〜!?ハリウッドですか〜!?
突然の男女のキスになぜなぜどうしてが止まらない。
最後のシーンも、あ、これは本当に趣味なんですけど、入り口に立つ男の足が見えたところで終わってくれてよかったんだよ!?
ああ、約束は果たされたんだって観客が頷いて終わりでよかったのに、その余韻が気持ちいいだろうに、抱き合わなくてよくな〜い!?
ほらすぐ映画は恋愛要素いれる!!
ってなってしまった。
ボンベロとスキンの関係のように、別にちゅーしなくたって感じるものはあるのに〜!
わかりやすく恋愛表現しなくてもいいのに……
なんで……?脅されたの……?それとも趣味なの……?
趣味なら仕方ないけど…………
もう、原作どうなってるのか気になる…と思いました。
映画だからこそキスシーンという見せ場とヒロインとヒーローの恋愛要素がマストになっているというやつなの?
そこだけ悲しいなあ、と思いました。
まあ個人的な感想なんですけども……
しかしいいものを見た。
満足満腹、目は嬉しいし脳内麻薬ドバドバで、興奮しすぎてどんどん姿勢悪くなりながら見てしまいました。
これは余談ですが、予告で気になっていた人間失格のパンフレットをもらってきたら、ダイナーと同じ監督で笑っちゃいました。
なるほどなー!!って思いました。
人間失格も楽しみです!!